お客様の声
《iPhone7の水没修理! スマホ堂福山店》
2019/01/15
こんにちは!
《iPhone修理と買取のスマホ堂福山店》スタッフHです。
平日なのに修理や卸の発送で動きっぱなしでした...
いやーなかなか落ち着いてご飯を食べる時間がありませんね。
今日は広島県西条市からお越しのお客様からiPhone7の水没修理の依頼をいただきました。
お客様「2日前にトイレに落としてしまって、落としてすぐは使えたんですけど昨日の朝から全く使えなくなったんです...直してもらえますか?」
スタッフ「出来れば落としてすぐは電源を落としてもらいたかったんですけど、使ってしまったとなるとショートしてしまっている可能性が高いんで、直る可能性はそんなに高くは無いですよ」
iPhone7は耐水性を上げてある端末ですけど、実際、水没してしまった端末の修理を何件かこなしてきました。
雨の日に外で使っていたら水没してしまったとか、お風呂で使っていたら水没したなど場面は様々です。
スタッフ「水没修理の場合はやってみないと直るかどうか分かりませんけど、どうしましょう?」
お客様「ん~...それでもお願いします」
スタッフ「分かりました。では、半日ほどお時間を頂いてしっかりと清掃と乾燥をします」
スマホ堂福山店で行っている水没修理は内部のサビを綺麗に取り除くクリーニングです。
iPhoneに使われている金属は水没後早くて2時間程度で点サビが浮かび始めます。
今回の端末は水没後一定時間使用していて使えなくなったので、正直クリーニングだけでは直る可能性は低いと思います。
iPhone7は気密性を上げるために画面と本体の間に強力な両面テープが張られています。
という事は、一度入り込んでしまった水分はなかなか抜けないという事です。
毎回お知らせしていますが、水没後の端末は早く電源を落として下さい!
内部に水分が残っている状態で使い続けていると、ショートしてしまって基板が死んでしまうかもしれません。
例えるなら濡れた手でコンセントを触るような感じです。
いざ画面を開けて内部の状態を確認してみると、以外にサビは浮いていません。
この状態だと直るかもしれないな!
希望が出てきたと思って、基板の裏側を見てみると...
いやー結構がっつりサビが浮いています、それにショートした痕のような焦げた部分が所々に見えます。
とりあえず基板をエタノールに浸してサビを出来るだけ取り除きます。
1時間ほど浸していると黒い汚れが基板内部から流れ出してきます。
この汚れがサビだったりホコリだったりして、誤作動やショート原因にもなります。
基盤洗浄後、お客様の画面とバッテリーを繋いで仮の動作確認をします。
ここで画面が点いてタッチが出来ればほぼ修理完了のような状態です。
希望を持ちながら電源を入れてみると...
画面が映らない~...今度は画面とバッテリーを新しいものに入れ替えてもう一度チャレンジしてみます。
これでもダメだった...
恐らくお客様が使用した時にショートしてしまったんでしょうね、新しいバッテリーを繋いでいても基板が暖かくありません。
普通なら起動時に基板が発熱するんですけど、今回は全く熱を発しません。
水没修理はこんなことの連続です...
直る端末もあれば今回のような修理不可の端末もあります。
データだけはこまめに保存しながら、もし端末に何かあった時にデータだけは生かしておけれるように準備はしましょうね!